Bula!
雨の合間の初夏の風が気持ちいい Canal Cafeで、新Tシャツのデザイン会議をしました。
3月に帰国したピースボートに乗っていたメンバー4人と、コア9LOVERの「路上」の彼で集まって、船内で行った 9T デザインコンペで素敵だったデザインを眺めての話し合い。
討議の末、今回の 9T の背中には、大きな「9」の中に南北がひっくり返った地球を入れたデザインでいこうということになりました。Tシャツの表面には、胸のところに「Bula!」の文字。デザイナーはキナコちゃん。相当かわいいものができる予感。
7月中旬には完成予定なので、欲しい人は今からチェックしていてください。先着オーダーしてくれる人には、お楽しみのオマケもつけちゃおうかという話も盛り上がりました。
さて。
Bula というのは、フィジーのことばで「こんにちわ」という意味です。
南太平洋の多くの島には、客人をもてなすお茶の儀式「カヴァ」があります。
フィジーでは、このお茶「カヴァ」をいただく前に必ずパン、と手をあわせて「Bula!」と言うのが儀式です。木の根を煎じて抽出したお茶をいただきます。そして、しばらく飲むと、覚醒ならぬメローダウン効果が。
(「カヴァ」についてはコア9LOVERである日本文学とギターの彼が詳しいので、私が説明するのではイマイチですが、ほんの少しだけ。)
Wikipediaによると:
カバ(kava)は南太平洋のメラネシアからポリネシアにまたがる地域――フィジー、トンガ、サモアなどで常用される嗜好品。向精神性薬物。カバカバとも言い、カヴァ、カヴァカヴァなどとも表記される。またカバを使った儀式もその名で呼ばれることがある。
ヤンゴーナと呼ばれる胡椒科の潅木の根を乾燥させ、粉状にして水に混ぜるか、あるいはそのまま水で揉み出したものを漉した泥水様の液体がカバで、これを飲用する。またヤンゴーナそのものも「カバの木」と呼ばれることがある。ヤンゴーナ自体の植生域はハワイからニューギニアまでと広い。
カバの効果は鎮静作用を主とする。アルコールは含有しないが、酒に酔った時のような酩酊感がある。飲用時、口内の痺れを覚えることが多い。
カバは複数の社会で宗教的、あるいは社会的な儀式に用いられ、重要視されてきた。
'AWA(アヴァ)と読むこともある。儀式として用いることもあるが、現在ではハワイで二日酔い止めの薬として使用されているようである。
ふむふむ。
タヒチの長老には、「その昔、客人が自分たちの島で戦争をしようなどと思わないよう、そして島の女性を襲ったりすることがないよう、心が静かになるこのお茶をふるまったのがはじまり」という説も聞きました。
いつまでも生活をスピードアップさせるべく覚醒効果のあるカフェインを飲むより、とろーんとできるカヴァをいただくというのがちょっと新しい。
ハワイイの一部では、カヴァバーなるものが流行りはじめているみたい。
日本上陸する日も近い?
ともあれ、この夏には「Bula!」Tシャツができあがります。
お楽しみに。
***
「今日はもう一つ品がよくて、とてもいい気持ちになれる珍しいものをお持ちしました。身体の方はとろりとろりと安楽になって、頭は普段以上に冴えわたるという代物」
「そんなものがあるのか。では試してみたいと思うが、しかし、おまえたちはなぜそうまでして俺を喜ばせようとするのだ?」
池澤夏樹 『マシアス・ギリの失脚』
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